こんにちは!momit.fmのYuです。
「ごはんができたからそろそろお風呂から出ておいで」「ママ、宿題終わったから見て」—— こんな家族の日常会話が、家中のどこからでもできるとしたら?
Podcastでお話しした Google Nest Hub の「ブロードキャスト機能」が家族のコミュニケーションツールのひとつとして大活躍。我が家のマストアイテムとなっています。今回は、この機能の魅力と実際の活用法について、体験談も交えながらお伝えしていきます。
そもそも「ブロードキャスト機能」って何?
このブロードキャスト機能はシンプルなのに効果絶大。
ブロードキャスト機能とは、家中のGoogle デバイス(Nest Hub、Nest Mini、スマートフォンのGoogleアシスタントなど)を通じて、一斉に音声メッセージを送れる機能です。「OK Google、みんなに『夕飯できたよ』とブロードキャストして」と言うだけで、各部屋にいても家族全員にメッセージが届きます。
リアル体験談:我が家のある1日を大公開
ここからは、実際に我が家でブロードキャスト機能を使っている様子をご紹介します。
朝の忙しい時間帯
7:00 AM – キッチンから
「OK Google, 『朝ごはんできたよ、1階におりてきて』とブロードキャストして」
→ 2階の子供部屋と寝室にいる家族に一斉配信
7:30 AM – 玄関から
「OK Google, 『出かけるよ、行ってきます』とブロードキャストして」
→ キッチンや部屋にいる家族に届く
放課後・夕方の時間
16:00 PM – 子供が帰宅時
「OK Google, 『ただいま!おやつある?』とブロードキャストして」
→ 作業中の家族の手を止めることなく会話開始
18:00 PM – キッチンから
「OK Google, 『今テレビでXXの好きな番組やってるよ』とブロードキャストして」
就寝前のやりとり
21:00 PM – 仕事部屋から
「OK Google, 『歯磨きは終わった?今いくからね』とブロードキャストして」
これが一番の変化!子育て負担が軽くなった
もう階段の上り下りは不要です
想像してみてください。料理の途中で手が汚れた状態で「ご飯だよー!」って2階まで呼びに行く…あの面倒さ。我が家では完全になくなりました。
- 料理中で手が離せない時
- 下のきょうだいを抱っこしている時
- 掃除や洗濯で別の階にいる時
- 在宅ワーク中でデスクから離れられない時
これらのシチュエーションでも、家族との連絡が簡単に取れます。
一番助かってるシーンは、
Nest Hub導入前:
子どもたちがお風呂場から呼び出しボタンを押す → 緊急性がわからないので作業を中断してお風呂場へ → 「さっき百均で買ったおもちゃを持ってきて」→ 別の階へ取りに行く → 持参 = 二往復
Nest Hub導入後:
子どもたちがお風呂場から「OK Google, 『さっき百均で買ったおもちゃを持ってきて』とブロードキャストして」→ 直接持参 = 一往復で完了!
子供たちが積極的に報告するようになった!
うちの子(8歳)がブロードキャスト機能を覚えてから、自分から
「OK Google, 『宿題終わった!』とブロードキャストして」と言うように。
デジタルネイティブ世代の子供って、こういう新しいコミュニケーション方法をすんなり受け入れるんですよね。むしろ楽しんでやってくれるので、親としても助かっています。
「これだけ知っていれば大丈夫」設定ガイド
導入を検討されている方向けに、実際に私が試してみて「これは必要だな」と感じた設定のポイントをまとめてみました。(2025年現在)
まずはここから:基本設定
- Google Home アプリをスマートフォンにインストール
- アプリで「家」を作成(家のニックネームと住所を設定)
- 各Google デバイスを同じGoogle アカウントでセットアップ
- 各デバイスにニックネーム(呼び名)を設定
- デバイスを特定の部屋に割り当て
重要なポイント:
- 全てのデバイスが同じWi-Fiネットワークに接続されている必要があります
- 全てのデバイスが同じGoogleアカウントにログインしている必要があります
- ブロードキャスト機能は設定完了後、自動で使用可能になります
我が家で発見した「うまくいくコツ」
使い続けてみて分かったことがあります。ちょっとした工夫で、家族みんなが気持ちよく使えるようになるんです。
音声コマンドの基本パターン
- 基本: 「OK Google, [場所]に[メッセージ]とブロードキャストして」
- 全員宛: 「OK Google, みんなに[メッセージ]とブロードキャストして」
- 返事: 「OK Google, [場所]に『了解!』と返事して」
伝わりやすいメッセージのコツ
- 短く、具体的に(あまり長いと途中で切られてしまいます)
- 相手の名前を入れる(特定の人に用件がある場合)
- 感情を込める(「ありがとう!」「お疲れ様!」)
この辺りは実際に使ってみて気づいたことなので、ぜひ参考にしてみてください。
正直比較:他のスマートスピーカーはどうなの?
「Google以外のデバイスはどうなの?」という質問をよくいただくので、2025年時点での情報を調べてみました。
※最新の情報は公式サイトでのご確認を推奨します
デバイス | インターコム機能 | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|
Google Nest Hub | △ | 1.1万円〜 | ブロードキャスト機能のみ(双方向通信機能は削除済み) |
Amazon Echo Show | ◎ | 1.5万円〜 | Drop In・アナウンス機能で即座に双方向通信が可能 |
Apple HomePod | ○ | 3万円〜 | Apple製品全体との連携、トランシーバー的な使い方 |
2025年現在の状況:
- Google : ブロードキャスト機能は継続利用可能。返信機能もサポート
- Amazon: Drop In機能で従来通りの双方向通信が可能。家族間のリアルタイムコミュニケーションに最適
- Apple: iPhone・iPad・Apple Watch・AirPodsとも連携するインターコム機能。トランシーバー的な一方向メッセージ+返信システム
実際に使って分かった「ここは気をつけて」ポイント
便利な機能なんですが、使い始めてから気づいた注意点もあるので、正直にお伝えしますね。
技術面で困ったこと
- Wi-Fi が不安定だと反応が悪い(我が家も最初苦労しました)
- 全デバイスが同じGoogleアカウントじゃないと連携しない
- 騒がしいときは音声認識がイマイチ
子供への指導は必須
子供には使い方のルールを教えることが大切。我が家では:
- 普通の会話も大切にする(なんでもかんでもブロードキャストしない)
- プライベートな内容は直接話す
この辺りをしっかりしておくと、家族みんなが気持ちよく使えますよ。
プライバシーとセキュリティについて
スマートスピーカーを導入する際に気になるのが、プライバシーの問題です。我が家でも最初は心配でしたが、以下の点を確認して安心して使用しています:
Googleのデータ取り扱い
- 「OK Google」と言った後の音声のみが処理される(常時録音ではない)
- Google Homeアプリで音声履歴の確認・削除が可能
- ブロードキャストメッセージはデバイス間でのみ送信(外部保存されない)
家庭内での配慮事項
- 来客時は一時的にマイクをオフにする機能を活用
- 子供には「内緒の話」は直接話すよう指導
- 音声履歴を定期的にチェック・削除する習慣をつける
技術面での安全性は向上していますが、家族間でのルール作りは大切ですね。
「いくらかかる?」実際の導入コスト
検討されている方が一番気になるのは費用ですよね。我が家の経験をもとに、2025年現在の価格でおすすめセットアップをご紹介します。
まずはお試しから:最小構成
- Google Nest Hub (1台):約15,000円(リビング・キッチン用)
- Google Nest Mini (2台):約6,000円×2台(子供部屋、脱衣所用)
合計:約27,000円
この構成でも十分効果を実感できます。実際、我が家も最初はこれから始めました。
本格導入:理想構成
- Google Nest Hub (1台):約15,000円(リビング・キッチン用)
- Google Nest Hub (1台):約15,000円(寝室・仕事部屋用)
- Google Nest Mini (3台):約8,000円×3台(各子供部屋+玄関用)
合計:約54,000円
まとめ:家族のコミュニケーションが変わりました
Episode 81でもお話ししたように、「テクノロジーを使ってとことん効率化し、家族の時間を大切にする」—— これが子育テック(子育て×Tech)に必要な考え方だと思っています。
物理的に離れていても、いつでも気軽に声をかけ合える。子供たちが自分から報告してくれる。そんな家族のコミュニケーション、皆さんの家庭でも始めてみませんか?
今すぐ始められる3つのアクション
- まずは1台から試してみる
Google Nest Hubをリビングまたはキッチンに設置して、家族の反応を確認 - Podcastで詳しい体験談を聞く
Episode 81で実際の使用シーンや子供たちの反応を詳しく紹介しています
少しずつ拡げていく。まずは小さく始める。 それが家族みんなが快適に使えるスマートホームの秘訣です。
皆さんの家庭でも、Google Nest Hubで新しい家族のコミュニケーションを体験してみてくださいね!
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