【保護者向け解説!】マインクラフトってなんだ?

ゲーム

こんにちは!momit.fmのmihoです。

 年中さんくらいから小学校低学年のYoutubeを見ることがあるお子様をお持ちの保護者の皆様は、きっと一度くらいは「マイクラ」というワードを聞いたことがあるのではないでしょうか?

 今回は「マイクラって聞いたことはあるけど、一体何なの〜?」という保護者の皆さま向けに、簡単ですがマインクラフトについてご紹介してみたいと思います!

マインクラフト(マイクラ)について

 マインクラフトは子供から大人まで大人気のゲームで、立方体のブロックを積み重ねて自由に世界を作り出すことができます。まるで、デジタル版のレゴブロック遊びのようなものがパソコンだけではなく、Nintendo Switchやスマホ・タブレット上で遊べちゃいます。

息子とお家をつくって遊んだりしています。これはモダンハウス!

 お子様がYoutubeを見ることがあれば、立方体の世界でYoutuberがいろんな物語を作って配信したり、建物を立てたりする動画を見たことがある保護者の皆様も多いのではないでしょうか?

統合版とJava版って?

 マインクラフトには大きく分けて「Java版」と「統合版(Bedrock Edition)」の2つのバージョンが存在します。子どもに「モッドが使いたい!」と言われたけれど「何をどうすればいいかわからない」という経験をされた方もいるのでは???

Java版

 Java版は、マインクラフトが初めてリリースされたオリジナルのバージョンです。名前の通り、プログラミング言語Javaで書かれています。Java版の最大の特徴はその自由度の高さと、PCでのプレイに最適化されている点です。

 Java版は、モッド(ゲームの機能や要素を追加・変更するための拡張パック)を導入することが可能です。Java版におけるモッドは様々な開発者によって独自に開発されており、そのようなモッドはモッドを公開するためのプラットフォーム(例えばCurseForge)や、個人のWebサイトなどを通じて入手することが可能です。

 モッドの導入の仕方などは、主にインターネット上に情報が落ちているのでそれをベースに導入を進めることになりますが、また改めてこのmomit hubでも導入方法をまとめてみようと思います!

統合版(Bedrock Edition)

 マインクラフトはスウェーデンのゲームデザイナー、マルクス・ペルソンさん(愛称:ノッチ)によって開発され、彼の会社であるMojang Studioが継続して開発していましたが、そのMojang Studioは2014年にMicrosoftに買収されています。

 統合版(Bedrock Edition)は、マイクロソフトが開発したマインクラフトのバージョンで、Windows 10、ゲームコンソール、モバイルデバイスなど、様々なプラットフォームでプレイすることができます。

 統合版の大きな特徴は、プラットフォーム間でのクロスプレイが可能であることです。つまり、PCでプレイしている人とスマホでプレイしている人が一緒にゲームを楽しむことができます。また、統合版は操作がシンプルで、子供や初心者にも扱いやすいとされています。

遊び方は無限大

 どちらのバージョンもそれぞれに特徴と魅力があるので、プレイする環境や目的によって選んでみてください!マインクラフトの特徴は何と言ってもその自由度の高さ。プレイヤーは無限に広がる世界で、自由にブロックを配置し、自分だけの世界を作り出すことができます。

  • 提供されているストーリーをクリアする(最終目標は「エンダードラゴン討伐」)
  • 広い世界を探検する
  • 集めた材料で建築物をつくる

 マインクラフトを立ち上げて、「世界を生成する」とこんな感じでどこともしれない土地に放り出されます。

私も初めてやった時「何から初めていいか全く分からい」状態になった(笑)

この自由度の高さが、子供たちの創造力を刺激し、想像力を育てるのです。

マインクラフトがパソコンはじめに最適な理由

 では、なぜマインクラフトが子供たちのパソコンデビューに最適なのでしょうか。

 それは、このゲームが子供たちの創造力を刺激し、自分で考えて行動する力を育てるからです。マインクラフトでは、ブロックを使って自分だけの世界を作ることができます。その過程で、子供たちは自然とパソコンの操作に慣れ、問題解決の能力を身につけることができます。

 我が子を例に取ると、以下のようなプロセスでパソコンを導入し、操作を自ら学んでいきました。小学校1年生の5月にパソコンをプレゼントし、年が明ける頃にはローマ字入力は難なくできるようになっていたような記憶です。

  • Youtubeでマインクラフト動画をみて「これがやってみたい」と言い出す
  • Youtubeで紹介される動画はたいていJava版のモッドの導入が必要なため、誕生日プレゼントにパソコンとマウスを購入。
  • Youtubeで紹介されるコマンドやコマンドブロックを使ったりするためにパソコン入力を始める
コマンドブロックを
コマンドブロックにコマンドを入力している息子(テーブルが散らかっているのは目を瞑ってください)

ポイントは、とにかくこれ。

「やりたい」をきっかけに自然とパソコン操作を覚えていった!

 今の小学生は、入学直後からパソコンやタブレットといったデバイスを学校から支給されますが、最初は基本的にタッチ操作が前提になります。我が子の場合は小学校3年生くらいからキーボード入力の練習がはじまりましたが、マインクラフト起因で覚えたパソコン操作でキー入力は難なくクリア出来ていました。

 「パソコンやインターネットに疎いからパソコンを自由に利用させるのはちょっと不安」という保護者のかたもいらっしゃると思います。

今後そういう不安への対応方法についても、momit hubでご紹介していければなと思っています!

プログラミング教育でも利用されるマインクラフト

 マインクラフトはプログラミング教育にも積極的に活用されています。

 先程ご紹介した通り、ゲーム内では特別なブロックを使って、簡単なプログラミングをすることができます。これにより、子供たちはプログラミングの基本的な考え方や数学的な思考、空間認識能力を楽しみながら自然と学ぶことができます。

北欧ではマインクラフトが必修科目として導入されていた学校も。

 北欧では、学びと遊びを一緒にする教育法が注目されていて、教育ツールとしても使われることもあるそうです。10年前の事例になってしましますが、スウェーデンのストックホルムにある Viktor Rydberg 高等学校では、マインクラフトが必修科目として導入されたことがあります。生徒たちはマインクラフトを通じて、都市計画、環境問題、そしてサステナビリティといったテーマを学んでいたそうです。

Swedish School Makes 'Minecraft' Required Curriculum

教育版マインクラフトは日本でも、総務省の若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業で導入検証がされている

総務省|若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業|教育版マインクラフトを活用したプログラミング的思考学習の推進

 2017年に日本マイクロソフト社が主導し、小中学生のマインクラフトへ取り組む意欲を活用した知識伝達型教育のモデル構築とその可能性の検証がされています。この取り組み内容でもマインクラフトは、

YouTuberが利用する素材としても利用されていることから、小中学校でのマインクラフトは高い人気を維持しているため、マインクラフトで行う学習活動は総じて子どもの取り組む意欲が強い傾向がある(上記URLより引用)

とされています。

 最初にご紹介した通り、マインクラフトをコンテンツとするYoutuberはたくさんいて、特に小中学生はそれを好んで視聴することが多く、能動的に取り組むきっかけになりやすいのは特筆すべきポイントだと感じています。

最後に:まずは親も触れてみよう!

 是非、読者の保護者の皆様に置かれましても一度スマホやパソコンにダウンロードして子どもと一緒に遊んでみてください。 どういう遊び方ができるか、どういう利用方法があるのか、触れてみないとわからないことはたくさんあります。知った上でコンテンツの活用方法や距離のとり方を、親が体感として持っておくことはとても重要なことだと感じています。

息子とラクダに乗ってマイクラで旅をする私!
息子とラクダに乗って旅をする私!

 今後もポッドキャストmomit.fmや、このmomit hubでもどんどんマイクラ情報を発信していきますので、是非フォロー&チェックしてくださいね!

参考

マインクラフト

まずはここから!

https://www.minecraft.net/ja-jp

マインクラフト 革命的ゲームの真実 (単行本) 

マインクラフト開発者の伝記本です。伝記本として面白く読めます!

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